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自分の気持ちと向き合おう②

誰もが経験したことがあるだろうと思います。

なんか不思議と自然と湧き上がる不安や心配。

何か新しいことをしようとする時は当然ですが、

今の自分の気持ちを変えるために、

今の自分の状態から立ち直るために

 

“何かやろう。何か行動しなくっちゃ。”

 

と自分の中で前向きな気持ちになっているのに

 

“でも・・・”

“やっぱり・・・”

“もしダメだったら、失敗したら・・・”

“私なんかが・・・

“~していいのかな”

 

なんてことが頭に浮かんできて、

 

何かしようとして結局何も出来なかった。しなかった。そして、時間だけが過ぎていく。

 

なんてことはないですか?

 

精神的に参っているとき、病んでいる時なら尚更。

 

常に不安と心配にさらされて辛く苦しい状態が続いていって

 

“やっぱり私ってどうしようもなくダメな人間なんだ。生きる価値はあるのかな?”

なんて最悪なこと(この考えはほんと最悪です。)を考えてしまう。

 

どうしたら、その状態から抜け出せるか、気持ちが解消されるか、鍵となる言葉は3つです。

私が不安・心配な気持ちが湧いてきた時に自分に言い聞かせている言葉です。

 

「自分は自分。自分らしく。」

「焦らない」

「心配しすぎない」です。

 

今の自分の状態から抜け出す、解消するきっかけになれば幸いです。よろしくお願いします。

 

①『自分は自分。自分らしく。』

 

 今これを読んでいる皆さんには、自分が「おもしろそうだな。やってみたいな。」と思う事や仕事がありませんか?

 

でも、どうしても一歩が踏み出せない。

 

「なぜ出来ないの?」と自分に問いかけると

 

「お金がかかるし。色々しがらみがあるし。非正規だから。収入が少ないし、減るし。世の中一人で生きているわけではないし。配偶者・子供・親がいるし。等々」いっぱいできない理由を見つけて

「だから出来ない」

と結論付けて自分を納得させてしまいます。

 

でも、ちょっと視点を変えてみてください。これって自分目線ではないんですね。他人目線ですよね。

そうです。これは、

 

自分が人生の主役になってないんです。他人が人生の主役になってしまっていて、自分が自分の人生の脇役になってしまっているんです。

 

なぜそうなるのかっていうと、他人の評価、言動、人の目が気になるからです。

 

他人からどう見られようが、どう思われようが、どう言われようがそれは

その人の評価なんです。巻き込まれてはダメです。

 

禅語に「随処に主となる。立処皆真あり。」という言葉がありますが、

主役は自分、自分自身。自分の人生は自分のもの。

 

家族と言っても他人の集まりなんです。

すべての人にそれぞれの人生があり、皆それぞれの人生を歩んでいます。

自分の心の思うがままに行動してみればいいと思います。

 

人は人。自分は自分。自分らしく生きましょう。

 

②『焦らない』

 

 中々物事が思うようにいかない。自分でなんとかしようとして行動するがうまくいかない。早く早く・・・。と気持ちばかりが先走る。

そして、焦って、イライラして、落ち込んで、せっかく立ち直りかけて前を向きだしたのに元に戻ってしまう。

 

こんなことってよくあることだと思います。私は、しょっちゅうです。

 

 でも、焦りは迷いを、焦りは不安を、焦りは失敗を生むんです。気持ちにゆとりがなくなるんですよ。

 

ではどうすればいいかっていうと、

「機が熟すまで待つ」

ということです。

 

ただ、「待つ」ということは、とてもしんどいことです。ある意味修行とも言えるかもしれません。

でも、それに耐える力をつけることが大切です。

 

機が熟せば勝手にきます。焦ってもいいことないですよ。

 

「待てば海路の日和あり」とか

「果報は寝て待て」とか

「急いては事を仕損じる」とか言うでしょ。

 

先のことは分からないのだからあれこれ考えて焦ってもしょうがない。と割り切ることです。

今ここ。

 

今、自分がやらなければならないことを、愚直に一歩一歩進めていきましょう。

そして、機が熟すまで待ちましょう。

 

③『心配しすぎない』

 

どこかへ出掛けようとする。

何か新しいことをしようとする。

資格試験・入試・体の検査が終わった。

家族の誰かが自立して家を出た。等々。

自分に対しても人に対しても心配する。

 

当たり前といえば当たり前ですよね。心配って心を配ると書きます。

これは、自分に対しても人に対しても心にかけて思い煩い気遣いができることで大切なことですが、

落とし穴があるんです。

 

 それは、心配しすぎた場合です。心配することは大切ですが、心配しすぎるとそれは底なし沼に入ってしまうようなものでキリがないんです。

 

「心配で心配で夜も寝られない。」とか

「心配のあまりつい〇〇してしまう。」とか

「こんなに心配してるのにどうして」とか「〇〇したらどうしよう。」とか

 

起きてもいない起きるかもどうかも分からないことを憶測で考えすぎて自分で自分を苦しめて、

相手までも苦しめてトラブルになってしまい、

その結果心を病む原因になってしまいます。

 

 心配事の90%は起こらないと言います。

でも残り10%は起こるじゃないかと言われるかもしれませんが、確率の問題で必ず起きるわけではないのです。

 

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」ということわざのとおり

 

心配しすぎないでほどほどにしておくことが大切なんです。

 

まとめ

 

 日常生活の中で誰にでも経験あるだろう自然と湧き上がる不安、焦り、心配。

これが心を病む原因になるのです。

ほんとにささいなことでもです。

 

原因の芽を小さいうちに摘むことが大切です。

どうしても人は、他人に影響を受け自分を見失いがちになります。

 

「人は人。自分は自分。」と割り切って自分らしく生きていくことです。

 

 また、焦りは迷いを不安を失敗を生みます。どうしても早く結果を出そうとするから焦りが生まれるんです。

 

「焦らない。結果は後からついて来る。大切なのは今ここ。」

 

と自分に言い聞かせましょう。

 

そして、

心配はしすぎると抜け出せなくなります。

底なし沼のようなもの。

ほどほどにしましょう。