人間の脳って頑固者なんです。一度プログラムされた事を中々変えないんです。特にすごく衝撃・刺激を受けたことはしっかり記憶されるしプログラムされます。“えっ!”と思いますよね。だって人間って忘れる動物だとよく言われますし、脳科学者の本を読むと、人間は嫌なことは忘れ、良い事ばかりを記憶する動物だって言ってますからね。でも、私には“それって本当?”と思ってしまいます。だって、10個楽しかったこと・幸せだったこと・好きだったことを思い出すよりも、10個嫌だったこと・辛かったこと・悲しかったこと・怒れたことを思い出す方が早く出せるから。あなたはどうですか?もう忘れたと思っても何かの拍子にフラッシュバックが起きて“あ~あ”と落ち込むことなんてないですか?どうもこれって人間の本能的なものらしいんですよ。太古の人間は常に危険にさらされている状況で(太古では人間は獣たちの餌だったからね。)生き延びてきました。そんな状況ではポジティブになれないですよね。そんな余裕もなかったでしょうし。常に最悪な状況を想定し“どうやって生き残るか、生き延びるか”それだけを考えてきたと思います。だから、ネガティブ思考の方が強いんですよ。ネガティブ思考になるのは、太古から現在の間に積み重ねられた危機回避本能に基づくものらしいですよ。
今は、本当に生きるか死ぬかで追いつめられることは少なくなりました。だから、ネガティブな思考が自分の中でクローズアップされて、それによって、あることについてトラウマになったりするんです。そんな脳内を変えるには、脳のプログラムを書き換える必要があります(時間はかかりますが)。その方法とは、①思い込んで、②だまして書き換えて行動することです。
①『思い込む』
「思いが変わると環境が変わる。環境が変わると行動が変わる。」と言われるけどその通りです。しかし、そう簡単ではないんです。一番大切な「思いを変える」これが一番厄介なんです。人間は危機回避本能によりネガティブな方へすぐに行ってしまう。だから、ネガティブな言葉を言わないようにして、ポジティブな言葉(よく幸せ言葉、天国言葉と言われるもの)を口癖にして言い続けることが大切です。ポジティブな言葉は、この8個
「愛しています」「ツイてる」「うれしい」「楽しい」「感謝しています」「しあわせ」「ありがとう」「許します」。
これを状況に合わせて使い分けましょう。全部でなくてもいいんです。
また、何回、何日すればいいってものではなく、とにかく言い続けることです。「これでいいのか」「ほんとに・・・」「なぜこんなことをしなきゃいけないの」「なんの意味があるの」など続けていく間には、いろいろな疑問、不平が浮かぶけど何も考えない。とにかく言い続けることです。生活している間に出てくる不平不満を言わず、とにかく言い続けることです。
不平不満を一つでも言えば元の木阿弥になるからね。しかし、よく考えてみると“これって結構厳しい修行だよね”と自分でも思います。でも、言い換えるとそれぐらい思いを変えるって大変なことなんです。
自分の脳を変えたいと思ったらやるしかないんです。
②『だまして書き換える』
人間の脳って、その時その時でその人が一番いいと思うことを判断してやらせるんです。例えば「この人は今本を読みたい、テレビを見たい、ゲームをしたいんだ。」と判断すれば、たとえ忙しくても、やらなきゃいけないことがあっても、勉強しなきゃいけない時でもやらせようとするし、「この人はいま寝たいんだ」と判断すれば運転中でも会議中でも眠くなるし、「今この人は、これをするのが嫌なんだ。したくないんだ。」と判断すれば他のことをさせようとするし寝かせちゃおうとするし。難しい本を読みだすとあくびが出て眠くなるのと同じです。(あなたにも経験あるんじゃないですか。)ではどうすればいいか。
「脳をだます」ことです。ウソも百回言えば本当になるし、実際にやってないことをやったように言い続けると自分の中では実際にやったこととしてインプットされるし(これも経験している人も多いじゃない?)脳ってその人にとって一番いいと思う事一番都合のいいように働くから脳をだますには、「私は・・・」の後に先ほどの8個のポジティブな言葉をつけて言い続けることです。決して自己否定につながる言葉、自己肯定感を下げる事をしないことです。
脳は頑固者だから時間はかかるけど、いずれ書き換えられます。書き換えられると自然と環境が変わって、それに伴って行動が変わってきます。
まとめ
脳は頑固者です。中々変えられません。それを変えるには思い込んで、だましてプログラムを書き換えることです。それをするには時間がかかりますけ余計なことを考えずポジティブな言葉を言い続けることです。
ポジティブな言葉(幸せ言葉。天国言葉)って
「愛しています」「ツイてる」「うれしい」「楽しい」「感謝しています」「しあわせ」「ありがとう」「許します」の8個。
これを言い続けるといずれ環境が変わり、行動が変わり、自分が変わったことが実感できると思います。