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新年、気持ちを切り替えて立ち直るために

新年を迎えて気分はどうでしたか?特に元旦の朝は、いつもと変わらないよという人もいると思いますが、いつもの朝と違っていたと感じた人もいるんじゃないですか。

 

 

例えば、初日の出に、いつもの日の出と違う神々しさを感じた。いつも吸っている空気が新鮮で透き通ったものに感じた。気持ちが引き締まって、今年は生まれ変わるぞ。と思った人もいると思います。

 

  なぜそのように感じたかっていうと、大晦日で一度死んで、元旦で新たに生まれ変わったからです。新しい自分になったからです。嬉しいですね。喜ばしいですね。

 

ですから、その感じた気持ちを大切にして、“今年こそは立ち直るぞ”と心決めましょう。

 

そのために必要なことは、「生きていることに感謝する」「去年までの嫌な事悪い事は流す」「今年の目標、ゴールを決める」です。

 

①『生きていることに感謝する』

 

 生きているだけでありがたい。何故かと言うと、この世に生まれてきたことが奇跡なんです。子供が欲しくても出来ない人がいます。子供が欲しくて不妊治療をしている人もいます。この世に生を受けるために準備をしている魂も、もの凄く沢山います。

 

 そんな中であなたは生まれてきた。凄いことです。その上で、あなたが今まで生きてきただけでも凄いことだし、今生きていることが素晴らしいことなんです。

 

  生きているだけで自分の目の前に、また自分にもいろいろな出来事が起きます。嬉しいこと、楽しいこと、幸せと感じること、辛いこと、嫌なこと、悲しいこと、苦しいこと、それこそ色々。生きているからそれらを味わえます。

 

 今、心を病んでいる人は、辛いこと、嫌なこと、悲しいこと、苦しいことしか感じられないかもしれませんが、それでも今、あなたは、生きています。

 

 確かに生きることは苦しいと感じることが多いです。仏教には、四苦という言葉があります。四苦とは「生、老、病、死」です。

 どれも苦しいですが、お釈迦様は真っ先に生きることを上げました。生きることの苦しさを分かっていたのです。

 

 それでも生きていく。それが尊いことであり、修行であると私は思っています。

 

 では、具体的にどうすればいいかっていうと 「生きていることに感謝して、苦しみを含めて生きることを楽しむ」です。

 

北野武さんは、「生きることは苦しい。でもその苦しみを楽しむ」と言っていますし、

明石家さんまさんの色紙に「生きているだけでまるもうけ」と書いてあるのを見ました。

 さすがですね。そうですよね。生きている間に起こる色々なことを楽しまなきゃね。

 

いずれは、誰でも死ぬんだからそれまでは生きることを楽しみましょう。

 

 

②『去年までの嫌な事悪い事は流す』

 

 せっかく生まれ変わったのに、今までの嫌な事悪い事を引きずっていては、生まれ変わった意味がないですよね。

 

 でも、人間の持つ危機回避本能によって嫌な事悪い事がフラッシュバックしたりして忘れることって中々難しいです。

 

 忘れようとしても忘れられない。考えちゃいけないと思っていても考えちゃう。それによって苦しんだり悩んだりします。

 また、考えないようにすればするほど考えますし、忘れようとすればするほど忘れられないものです。

 

 それではどうすればいいかというと、「流す」です。嫌な事悪い事が思い出される。湧き出る。それはしょうがないことです。ですから、水を流すようにどんどん流すことです。

 

 そして、「これからどんどん良くなる。大丈夫。大丈夫。一寸先は光」と自分に言い聞かせながら、毎日を過ごしましょう。

 

③『今年の目標、ゴールを決める』

 

 「新年を迎えて生まれ変わった。今年こそは立ち直ろう。暗闇から抜け出したい。今の自分を変えたい。」と思ったら、今年の目標、ゴールを決めましょう。

 

 大きな目標、ゴールでなくていいんです。逆に大きな目標、ゴールは、ハードルが高いのでゴールするまでに達成できず挫折したり、それに縛られて苦しんだり悩んだりして、返って自分を苦しめることになります。

 

 ですから、小さな目標、ゴールでいいんです。それを幾つか用意しておくんです。段々とステップアップしていくようなものがいいですよ。これをノートや目に付くところにメモしておくことです。

 

 そして、自分にご褒美を用意しておいて一つ達成するたびに自分を褒めてご褒美を挙げるのです。

例えば、

“一つ達成したね。よくやったね。はい、ご褒美。”

“一つ出来たね。💮”

“一つ達成したね。やったね!嬉しいね”とかね。

一つ一つ無理しないでゆっくりと楽しみながらやることです。

 

 

しかし、注意してください。「〇〇しなければならない。」と義務化してはいけません。また、「全てクリアしなければいけない。」と考えてはいけません。自分を縛り付け苦しめます。出来る所まででいいですよ。

 

自分で作って決めた事なので自分で変えてもいいんです。「まあ、こんなもんかな。これでいいか。」ぐらいの軽い気持ちでやっていくことです。

 

まとめ

 

 せっかく大晦日で一度死んで、元旦に生まれ変わったのです。新たな自分になるために立ち直りましょう。

その為には、「生きていることに感謝すること。」「去年までの嫌な事悪い事を流すこと。」「今年の目標、ゴールを決めること。」です。

 

忘れてはいけません。今までいろいろな嫌な事悪い事があっても、あなたは生きてきた。それは凄いことであり立派なことなんです。

 

そして、今、生きているし、これからも生きていくんです。

 

ですから、「大丈夫。私は、だんだん良くなる。未来は明るい。」と自分に言い聞かせて明るく楽しくやっていくことです。