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起きた事に囚われない

今の時期、年度切り替えの為に納期や締め切りに追われ忙しい人が多いのではないですか。

 

時間に追われ焦りからか起きてしまうミス、失敗、トラブル。

 

そんな時、表向きは

「起きてしまったことはしょうがない。大切なのは事後処理だ。」

とよく言われ、

早く処理できればできるほど被害は少なくて済みます。

 

しかし、心の中は違います。

 

“何でこんな時に。”と悔やみ、上からは怒られ、

それがいつまでも頭から離れず頭の中でグルグル堂々巡り。

“あ~あ。”と後悔と反省の日々。

 

なかなか心の整理がつかず、

いつまでも引きずってしまい

それが原因で仕事の効率が落ち、

モチベーションが下がり、

ミス、失敗、トラブルを重ねてしまう。

 

本当にこんな時ほど嫌なことが重なるんですよね。

 

それはね。

 

負のスパイラルに陥って

負の波動が新たな負を引き寄せるからなんです。

 

「引き寄せの法則」っていうのを聞いたことはないですか?

 

良い波動を出せば良いことがやって来ると言いますが

それは一面で、負(悪い)の波動を出せば悪いことがやってくるのです。

 

「類は友を呼ぶ」というでしょ。

 

というわけで

今回は、それを頭から早く離し、

起きた事に囚われないするにはどうすればいいかについてです。

 

◎起きた事に囚われやすい人って?

 

ⅰ)実直タイプの人

 

あなたは人から

「あなたって真面目ね。」とか

「あなたってバカ正直ね。」とか

言われたことはないですか?

 

そんな実直(真面目で正直という意味)タイプの人は、

とにかく自分の与えられた役割をしっかりと果たすこと

重点を置きやすいです。

 

ちゃんと役割が果たされれば

自分の中に達成感と満足感が生まれ、

それが自分のモチベーションを上げることになります。

 

それ故にミス、失敗、トラブルなどで果たせなかった時は、

罪悪感に囚われ申し訳ない気持ちから

また同じことをやってしまいがちになります。

 

更に、いつまでもクヨクヨと引きずってしまう傾向があります。

 

ⅱ)几帳面タイプの人

 

あなたは人から

「あなたって几帳面ね。」とか

「あなったってなにかにつけてキッチリしてるわね。」とか

言われたことはないですか。

 

そんな几帳面タイプの人は、

なにかにつけて自分のこだわりや方法、ルーティンを持っていることが多く、

それを守って自分の与えられた役割をしっかりと果たすこと

重点を置きやすいです。

 

ちゃんと役割が果たされれば

自分の中に達成感と満足感が生まれ、

それが自分のモチベーションを上げることになります。

 

それ故にミス、失敗、トラブルなどで果たせなかった時は、

自分のこだわりや方法、ルーティンが守れなかった自分を責め、

いつまでもクヨクヨと引きずってしまう傾向があります。

 

ⅲ)完璧主義タイプの人

 

あなたは人から

「あなた。そこまでするの。」とか

「そこまでしなくてもいいよ。」とか

「そこまで完璧でなくていいから。」とか

言われたことはないですか。

 

そんな完璧主義タイプの人は、

とにかく自分の与えられた役割を

完璧に自分が納得するまで果たそうとします。

 

ちゃんと役割が果たされれば自分の中に達成感と満足感が生まれ、

それが自分のモチベーションを上げることになります。

 

それ故にミス、失敗、トラブルなどで果たせなかった時は、

出来なかった自分が許せず、

自分を責め、

時にはそうさせなかったさせなかった相手を責めたりして、

いつまでもクヨクヨと引きずってしまう傾向があります。

 

Ⅳ)承認欲求が強いタイプの人

 

誰しも人から認められたい、

褒められたいという気持ちを持っているものです。

誰も嫌われてもいいなんて思う人はいないでしょう。

 

しかし、

 

承認欲求が強いタイプの人は、

少し極端ですが

 

「私、ここまでやった。認めてくれるよね。」とか

「ここまでやった私を褒めて。」とかの気持ちが強く、

 

認めてもらうため褒めてもらうために

自分の与えられた役割をしっかりと果たすことに

重点を置きやすいです。

 

ちゃんと役割が果たされれば自分の中に達成感と満足感が生まれ、

それが自分のモチベーションを上げることになります。

 

それ故にミス、失敗、トラブルなどで果たせなかった時は、

「これじゃあ認めてもらえない。褒めてもらえない。」などの

気持ちから自分を責め、

いつまでもクヨクヨと引きずってしまう傾向があります。

 

 

ここでは4つのタイプに分けましたが、

実際には誰しも少しは4つのタイプを持っていて

それが混ざり合ってその人の人格を作っています。

 

じっくりと自分を見つめてみると、

「どれも持っているな。」

と感じると思います。

 

ただ、4つのタイプのどれかがちょっと強いかだけです。

 

4つのタイプのどれが自分にとって強いかを知っておきましょう。

 

後は、育ってきた環境によります。

 

大らかな親に大らかに育てられれば

少々のことにクヨクヨしないでしょうし、

 

何かにつけて細かいことを言う親に育てられれば

ちょっとしたことでクヨクヨしてしまいます。

 

しかし、

見方、考え方、気持ちの持ちようでそんな自分を変えることが出来ます。

 

 

 

◎じゃあどうすればいいのか

 

ⅰ)受け入れること

 

「やっちゃったことはしょうがない。」

「やっちゃったんだから今更どうにもならない。」など

自分の犯したミス、失敗、トラブルを受け入れることです。

 

「なぜ、やっちゃったんだろう。」

「あの時あんな事しなければ。」

「あんなこと言わなければよかった」などと

 

心からそのことについて受け入れられないから囚われるのです。

 

でもそこから

いつまでも囚われる人と囚われない人との違いは、

 

受け入れてから

どうやって次はやらないようにするか。

改善していくところだと思います。

 

囚われる人は、そこに留まっていて次に進んでないのです。

 

心から受け入れましょう。

 

そして、どうやって次はやらないようにするか。

改善していくか考えて次に進みましょう。

 

いろんな人にアドバイスを求めてもいいですね。

 

恐る恐るでも震えても恥ずかしいと思ってもいいです。

ちょっと勇気を出してみましょう。

 

ⅱ)開き直る

 

「囚われないなあ~。」

と思われる人と話したり、

観察してみると、

 

大体

「あちゃー。やっちゃった。」の後

「やっちゃったものはしょうがない。まあ。こんなこともあるさ。」とか

「こんな日もあるさ。」などと

開き直る言葉が出ています。

 

開き直るって一見悪い事の様に思われますが、

実は違っていてちゃんと事実を受け入れての事なんです。

 

一旦、受け入れないと開き直れません。

 

開き直ると次が見えてきます。

 

「次は同じことをやらないぞ。」

 

と思えてきますよ。

 

ⅲ)分析し改善する

 

やってしまったことはしょうがないですし、

取り戻すことは出来ません。

 

「あの時ああすればよかった。

こうすればよかった。

なぜ、こんな事をしたんだろう。」

 

悔やむ気持ち(負の波動)は分かるけど

後悔ばかりしていても過去は変えられませんし

むなしいだけです。

 

しかも、そんな状態の時は、

その場に留まっていて前に進めていないんです。

 

更に悪い事にその負の波動によって

もっと悪い事を引き寄せてしまう可能性すらあります。

 

ですから、

見方、考え方を変えて

その失敗の原因を分析し改善することです。

 

そして

「その失敗があったおかげで、もう同じ間違いはしなくなる。ありがたい。ありがたい。」とか

「いい経験が出来た。よかった。よかった。」などと

考えましょう。

 

そうすることで前に進めます。

 

次に進む道が見えてきて暗い気持ちに光が射しますよ。

 

◎まとめ

 

まず、知っておいて下さい。

 

誰もがミス、失敗、トラブルを起こすと

“どうしよう”

“怒られる”

“落ち込むー”

“自分はどうなるんだろう”など

不安や後悔の念に囚われますし、

それは自然なことです。

 

全くそんなことはない人はそんなにいないでしょう。

 

ただ、

いつまでもそれに囚われるか囚われないかの違いです。

 

特に、

実直、几帳面、完璧主義,承認欲求が強いタイプの人ほど

やってしまったミス、失敗、トラブルに、

いつまでも引きずって囚われて自分を責め、苦しめてしまいます。

 

過去はたとえ1秒前でも戻せません。

戻せないものにしがみついてもしょうがないこと

をしっかりと意識しましょう。

 

そして、

大ごとにならないことを祈りつつ

(大抵大ごとにならず取り越し苦労に終わることが多いのだが)

 

「次はやらないぞ。」

 

意識して改善することです。

 

知ってました?

 

ミス、失敗、トラブルってその人を成長させるために

天上界の方々がわざと起こすことがあるってことを。

 

なので、

 

それを乗り越えることで人はまた一段成長できるのです。

 

人は生きていく限り常に前に進んで行かなければならないのですよ。

 

囚われず、引きずられず顔を上げて前に進みましょう。